自閉症長男は、行動停止をよくします。
スーパーや歩道で座り込んだり、寝転がったりして、「動かなくなる」行動です。
最近は動き回るよりも動かないという方法で、自分の意思表示をするのですが、
学校のバス停に向かう途中なので行動停止をされると、時間が迫っているため非常に焦ります。
長男の場合、「行きたくない」や「疲れた」という意思表示が多いようです。
行動停止を予防するため、または起きた時にどのように対処しているのかを紹介したいと思います。
工夫1「事前にどこに行くのかをちゃんと示す」
スーパーや自宅で行動停止が起きる時は、次の予定が分からないことが多いです。
そのため、事前にカードを見せて「ここに行きます」と、示すことで、すんなり動いてくれるようになりました。
予定変更になった時にカードを持ち合わせていないと、ちゃんと伝えることができず、行動停止をされることもありますが、カードで「ここに行きます」と伝えると、ちゃんと歩いてくれます。
逆に「ここに行きます」と伝えても、動いてくれない時は「行きたくない」の意思表示のようです。
そういう時は、次の方法を使います。
工夫2「ハンディファンを渡す」
これは長男特有かもしれませんが、ハンディファンがあると長男は落ちくようです。
モーターの音と振動、風が心地よいようで、耳や顔に当てて楽しんでいます。
ハンディファンは持ち運びができるため、「行きたくない」の意思表示が見られるときは、渡して身体を起こすと、立ち上がって歩いてくれます。
なるべく外出時以外は、ハンディファンを渡さないようにして、出かける時のアイテムとして、特別感を出すようにしています。
工夫3「こまめに休憩を」
長男の場合、1時間スーパーにいると疲れてしまい、行動停止が起きます。
おそらく「人込み」や「次の予定が分からない」などの理由であると思います。
なので、なるべく予定を詰め込みすぎないようにして、ベンチに座る時間をもうけたりしています。
一度座ったり、車での移動が入ると、リセットできるようなので、一か所に長居せずにスケジュールを組む方がいいようです。
しかし、家族の用事がある時は、長居しないといけない時もあります。
なるべく車移動で、長男だけ車で待機させたり、別行動で公園に連れて行ったりして、葉っぱをちぎったりしています(葉っぱちぎるのが大好き笑)
まとめ
行動停止は、わざとではないけれど・・・
ASDの行動停止は困らせようとしているわけではなく、本人が疲れたり、先が読めない不安から来ていると思います。
しかし、支援する方としては、突然動かなくなると焦りますし、どうしたらよいものかと途方に暮れる時もあります。
幼い時は、無理やり抱っこなどで対応できましたが、大きくなると抱えることも立ち上がらせることもできないです。
わざとではないとわかっていても、なるべくこのようなお互いに疲れる状況は、避けたいと思っています。
ASD育児は、支援する大人の数が増えれば、いろんな対処法があります。
しかし、実際は基本は親1人か2人で対応しなくてはならず、特に兄弟がいると外出することへのハードルが上がります。
スーパーだと、以前「ASDっ子の支援 「こんな商品あったらいいなベスト5」」でも記載した通り、「成長しても乗れるショッピングカート」があればなあ、と思います。。。