でこぼこ長男は知的障害ありの重度の自閉症スペクトラムです。
喋らない、指差しをしない、つま先歩き、手をつなぐことができない…
発達障害はそれぞれ特性があり、ひとくくりで判断することが難しい障がいです。
一般的に言われている特徴、長男の特徴や特性、自閉症だとわかるまでに感じた違和感について、ご説明していきます。
自閉症年齢別の特徴とは?
0歳〜3歳までの一般的な自閉症の特徴や症状を挙げています。
長男にも見られた症状は、赤字で記載しています。
- 妊娠中妊娠高血圧症候群になっており、出生時の体重は2500kg未満
- 産後の経過は順調
- 視線が定まらない
- 抱っこをしようとすると身体を大きく反らす
- 笑わない
- 聞きなれない音に異常に反応
- 人見知りがない
- 呼びかけや大きな音に無反応
- 感覚の鈍さ
- 他者の視線を追わない
- 注意を引きたいときにその人の手を直接ものに触れさせる「クレーン現象」
- 離乳が上手くいかない
- 睡眠時間が安定しない
- 眠りが浅い
- つま先歩きをする
- 喋らない
- 模倣がない
- 逆さバイバイをする
- 一つの遊びに没頭
- お気に入りの色以外のものを身につけるのを嫌がったり、遊びの順序のこだわりがある
- 動きのぎこちなさや、走る、跳ねるなどの全身運動が苦手
- 手をひらひらさせる、身体を揺らす、同じところをぐるぐる回るといった常同行動
- 言葉の理解、言語発達の遅れ
- ひとり遊びが好き
- 物の位置やいつも通りの場所にこだわる
- お友達とけんか
- 人のためにする行動がない
6年過ごして、改めて障害を治すのではなく、特性にうまく付き合っていくということが大事なんだな〜と感じます
発達障害〜3歳以降での特徴や特性とは?
長男は重度の自閉症ですが、軽度の場合やASD(発達障害)は3歳以降で診断を受けることが多いようです。
長男の療育園でも3歳~4歳で入園するお子さんが多いです。
3歳で発達障害を懸念される理由としては、以下が挙げられます。
- 言葉に遅れがある
- 周りの子どもと人間関係をうまく築けない
- 落ち着きがない
- 変化があると不安やパニックになる
- 癇癪を起すことが多い
- 視覚や聴覚など感覚敏感がある
参考:LITALICO- 3歳の発達障害のある子どもの特徴は?
強かった特徴や特性について
加えて長男の場合、偏食、睡眠障害、多動症、知的障害などがありました。
「偏食」
野菜や果物が食べられない、決まった物しか食べない
2歳ごろから急に野菜を食べなくなりました。外食も苦手で、食べ物が同じでも食器や環境が変わると食べれなくなります
「睡眠障害」
入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、起床困難など
乳児期は一般的な睡眠でした。1歳前後から入眠がなかなかできず、1時まで起きていることも…。寝室へ行っても落ち着かず、ずっと動き回っていました。現在はメラトベルを服用中です。
「多動症」
落ち着きがなく、長時間座っていることが難しいです。現在は、朝の会や帰りの会では着席して過ごすことができるようになりました。
「知的障害」
知的障害とは、発達期までに生じた知的機能の障害によって、知的能力と社会生活への適応機能が遅れた水準にとどまり、日常生活において困難を抱えている状態のこと。<引用:LITALICO – 知的障害とは?>
長男は、3歳で療育手帳Bを取得、5歳で療育手帳Aに更新しました。
「感覚過敏」聴覚や視覚、触覚などの感覚が過敏になっている状態
口元や首元が特に敏感でマスクを着用することができません。子供の声や響く音も苦手なので、嫌な音が聞こえた時は耳を抑えています。一方で、好きな音楽を何度も聞いたり、好きな感触の布団を気に入って覚えています。
長男は、手先は器用で運動も得意ですが、社会性が低く、こだわりが強い傾向があります。
療育では、手先の器用さを活かした活動(粘土やお絵描き)やダイナミックな運動を行いながら、日頃から友達との関わりを先生が積極的に提供するなどして、苦手な部分の訓練も行っています。
まとめ
2歳~4歳ごろまでは、こだわりや睡眠障害を私自身が理解することができず、対処法もわからず・・・途方に暮れていました。
薬での治療をすることもできますが、合わない薬や飲めない薬もありました。
療育園の先生や主治医に相談しながら、現在、睡眠は以前に比べて落ち着くことができ、食事の幅も少しずつではありますが、広がることができています。
嫌がることを強制することで、嫌な記憶だけが鮮明に残ってしまうのも自閉症スペクトラムの特徴です。
なるべく強制することなく、本人が楽しいと思えるようにアプローチをしながら、将来の自立に向けて少しずつできることを増やしていくことが現在の長男の目標です。